
価値を感じられるような「1%に出会うこと」(本文より引用)
社会人になって色々と本を読むようになったが、よく思うのが読んだ本の内容をほとんど覚えていないということ。せっかくためになることを学んだ気がしていたのに、2〜3日も経つと内容がすっかり向け落ちてしまっていた。なんだか勿体無いし、字が読めるのにどうして内容を覚えていないんだろう?何かいい方法はないだろうかと読書術の本を探していた時にたまたま出会ったのがこの本だった。本の読み方で困っているのに解決方法を本を頼るというのは、今になって思うとちょっと変な頭だと思う。
この本では僕のような悩みを持った人に向けて、もっと力を抜いて読みなさいということを教えてくれる。そしてアウトプットすることでより記憶に残すことができるので、その具体的なやり方も一緒に教えてくれる本だった。
簡単に書くと、読まないところを決めて飛ばし読みすることで読む時間を短くする。読んでいて大事だなと思う1行を書き出していく。読み終えたらその引用リストから1番大事だと思った1行を選び、その感想や理由を短い文章で書いていく。数が揃ったらその感想を読み返す、というもの。
この本を読んで大事だと思ったのは冒頭に書いた1行になる。1行だけ覚えていればOKというのは簡単でとても気持ちが楽になるから。実際にやってみると覚えるために1文字1文字を必死に追っていた頃よりも、かえって内容が頭の中で情報がまとまっている感じがする。その1行がきっかけになって他に書いてあった内容も芋づる式に頭に浮かんでくるのが不思議だ。
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